更新日:2018/12/25
ケアプランとは
介護の方向性を決めるケアプラン。実際に作成する前に、どのような種類があるのか知っておきましょう。
●ケアプランとは
ケアプランの中には、被介護者本人とその家族がより充実した生活を送れるように、長期的、短期的な目標が設定されています。「ケアマネジャー」と呼ばれる介護支援専門員が在籍している居宅介護支援事業所などに依頼すれば、無料で作成してもらえるだけでなく、被介護者の身体状況が変化するたびに作り直すことが可能です。
●ケアプランの種類
ケアプランは大きく分けると「居宅サービス計画」「施設サービス計画」「介護予防サービス計画」の3種類があります。市区町村の調査によって要介護度が認定され、そのレベル(要支援1~2、要介護1~5)によって利用できるケアプランも異なります。
●居宅サービス計画
自宅でのサービスを中心に受けられるよう検討されたケアプランです。要介護1~5の人が対象で、自宅で受ける訪問介護のほか、通所で受けるデイサービスなどがあります。ケアマネジャーがケアプランを作成します。
●施設サービス計画
「介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)」「介護老人保健施設」「介護療養型医療施設」の3つの施設でサービスを受けられるよう検討されたケアプランです。介護老人保健施設と介護療養型医療施設は要介護1~5の人が対象ですが、介護老人福祉施設は、原則として要介護3以上の人のみ入所できます。ケアマネジャーがケアプランを作成します。
●介護予防サービス計画
まだ介護を必要としない健康な人が、今後介護が必要な状態にならないようサポートを受けるための介護予防ケアプランです。対象者は要支援1~2の人。自宅で受けられる介護予防の訪問サービスのほか、通所で受ける介護予防サービスなどがあります。地域包括支援センターの保健師などが介護予防ケアプランを作成します。